重力制御

反重力の一つのアイデア
二つの電磁コイルとそれら相互に働く相互作用を利用するものである。
二つの電磁コイルはそれぞれ地球のN極とS極のようなあるいは永久磁石の棒磁石ののように磁力線がリンゴの表面のような軌跡を描いて磁界を発生させる。
そして電磁コイルAが発生させた磁界の中で電磁コイルBに電流を流すと
直流モーターと同様そこにはフレミングの法則に従った推力が
発生する。
しかしその推力は瞬時にコイルBからコイルAに伝わるので
仮にコイルBに上昇方向の力が発生したとしてもコイルAには逆方向の下降方向の力が
反発力として加わるので
二つのコイルが共通の架台に固定されている場合、上昇力と下降力が相殺されて
機体は上がりもしなければ下がりもしない。
ここで鳥が空を飛ぶ原理について考察してみよう。
鳥は羽を上下に動かして空を飛ぶ。
しかし上に動かす時と下に動かす時で
羽と空気の関係に違いがある。
もしそれらの関係が同じ場合、鳥は空を飛べないだろう。
人間が地上を歩く場合も同じである。
左右の足を交互に動かして前に進むのだが
地面を蹴った足は前に行く時に空中を進むので抵抗はほとんどなく
前進できる
もし氷上でスケート靴を履き、平行に保ったまま、足を床につけたま前後に動かしてみよう。
前に進めず足を前後に動かしているに過ぎないだろう。
人間にしろ鳥にしろミミズにしろ羽や脚や胴体を往復運動
つまり振動させて前進する。
そして振動の一方は場を捉え、他方は場から解放されている。
このことを二つの電磁コイルの場合について考察してみよう。
話を単純化する為に
コイルAの代わりに永久磁石を置いてみよう
そして永久磁石が作るリンゴの表面状の磁界の中で磁界と垂直方向つまりリンゴの芯の位置に永久磁石があるとして、赤道方向にコイルを巻いて電流を流すのだ。
もしコイルが固定されていない場合、コイルはリンゴの芯を中心とする円筒面を
どちらかの方向に移動するだろう。
それはモーターの原理と同じであり
コイルが磁界の影響から逃れるまで続く。
ここでコイルと棒磁石を共通の架台に固定すると
コイルの電流と磁界の関係は固定されたままなので
コイルには一定方向の力が働き続けるだろう
しかし同時に磁石には逆方向の力が働くので
二つは相殺されて何も起こらないだろう
その総力が磁石やコイル架台などに働く重力より大きくなれば
宙に浮かぶことも出来ると言うような事にはならないだろう
そのような実験結果や現象について未だ聞いたことがない。
計量しながらそのような実験を行い
重量変化があるのかないのか
ないとすればなぜなのかについて考察するのは
無駄ではないだろう。
その場合
一瞬重量が軽くなるのか
あるいは最初から最後まで全く変化しないのか
やってみる価値はありそうだ。

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